その経緯

教室の机

司法書士になるためには司法書士試験に合格する必要があります。この試験を受けるための資格は特に必要なく、誰でも受験できます。ただし、裁判所事務官、裁判所書記官もしくは検察事務官として10年以上職務に従事した者や法務大臣に認められた一定の者などは試験を受けることなく、資格を得ることができます。 司法書士制度は明治5年に始まりましたが、国家試験制度が導入されたのは昭和53年であり、ここから資格登録制度が開始されました。さらに、平成14年の司法書士法改正により、簡易裁判所における訴訟代理を行うことなどが業務として追加されました。したがって、訴訟額が140万円以下である簡易裁判所の事件では弁護士と同様な活動ができます。

司法書士の業務は、裁判所や検察庁または法務局などに提出する書類を作成し、登記または供託に関する手続きを代理することです。行政書士にも書類作成業務はありますが、扱える書類の種類が違います。例えば、登記書類の作成は司法書士の独占業務となります。 司法書士試験の難易度は高く、資格取得は難しいですが、最近では法改正などにより扱える業務も拡大しており、魅力的な資格であることは間違いありません。 近年では、景気回復に伴い不動産取引の活性化しており、登記業務も増えることが予想されます。 今後は、ますます進行してゆく少子高齢化の影響により、成年後見制度における第三者後見人や遺言書の作成業務などが必要とされてくるのではないでしょうか。